「…な…んな…栞那!」

「何~?ビビ?」

「栞那!もう7時だよ!」

「えっ嘘!」

時間を聞いてガバッと
起き上がったあたし。

遅刻ギリギリじゃん…

それと同時に"何か"がソファーの上に倒れた。

「え、響子?」

「全く驚いたんだから!
朝起きたら響子ちゃんいるんだもん」

忘れてた。
昨日深夜に響子が来たんだっけ。

しかも寝ちゃうし。

「響子ー起きて!もう7時だよ!遅刻するよ!」

「…栞那?何で居るわけ?」

「ここ私ん家なんだけど…」

「あ、本当だ…今何時?」

「7時」

「まじ!?私帰る!お邪魔しました!」

響子は帰った。