ーードッゴオオーン
壁が硬そうだったから
足にかなりの魔力を集中させ、
イライラの気持ちも込めて
思いっきし蹴った。
…だから
全然力は入れなくて
力も入れてなかったのに、
思いの外かなり壊れた。
あ、力加減間違えたかも。
「…すげ」
驚きすぎだってば。
「あ…はは」
…苦笑いしか出来ないじゃん。
「おい、階段あるぞ!」
切り替え早っ!
「ほ、ほんとだあー!」
あたしはとても嬉しくて、
壊した甲斐があったなって
つい思ってしまった。
「いたぞー」
「捕まえろ!」
声に気づいて振り返ると、
いつの間にか警察が。
「え、嘘でしょ!?」
「やばいな。行くぞ」
それからあたし達は
階段を上がり、無事に地下から
出ることができたのだった。
