「…っ…」
うめき声を聞き、
後ろを振り向くと、
ファントムが横たわっていた。
雫石が飾ってあった
台も落ちたせいで、
ファントムの足は
下敷きになっていたから。
「ファントム!」
敵とか関係無しに人として
助けなきゃって思った。
「大丈夫!?」
「大丈…夫…じゃね…よ」
痛みで過呼吸になってる?
このままじゃまずいよ…
「今退かすから!」
「バカ!女…じゃ…無理だ!」
あたしは人間じゃないから
平気だもん。
「大丈夫だってば」
そう言い、一旦持ち上げる。
が、動かない。
まじかよ…
「だから…言っただろ」
「うっさい!」
女女って…
怪我人は黙ってなさいよ!
