わがままなヤツ



そんな事を考えながら
あたしはいつの間にか
また手首を切ってしまっていた。



今度は誰も気付いてくれなくて
血がタラタラ流れるだけやった。



やっぱうちの事なんか
誰も気にとめてないねん。


たぶん…。



もう嫌。ほんまに死んだる!!!



『みやびぃ~。』


タイミング悪く
樹希亜が部屋に入って来た。