「ここ、俺んちな。」

「わぁ…。意外と広い…。」

「そうかぁ?ふつーだろ。」

白っぽいおしゃれな外見の

一軒家。

ちょっと意外だったなぁ。

「ほら、入れば?」

「う、うん、お邪魔します…。」

中は思った通り、すっごくおしゃれで

ホテルみたい。

「楽にしてろって。とりあえず、タオル使え。濡れたろ?」

「あ、ありがと。」

ふかふかのタオルは

いつもの京吾の匂いがする。

いい匂いだなぁ。

「シャワーくらい浴びとけ。風邪ひくから。」

「う、うん。」

「んで、部屋は空き部屋あるから。そこ使えよ。」

「そ、そこまでしたら、悪いって…。」

「んじゃあ俺の部屋な。決まり。」

あたしが、反応する前に

決まってしまったようだ。