♡双恋♡

「ちょ、けーご?」

「ん?なに?」

「い、いや、なに?じゃなくてっ…。」

「嫌なわけ?」

「嫌じゃない、けどっ…。」

耳元に、吐息がかかって

なんか変な感じがする。

「谷村?」

「ちょっ、耳元はだめっ…。」

「へぇ。耳弱いんだ。」

「ほんとにだめっ…っ。」

あたしは、身体をよじって

京吾から逃れようとする。


「感じやすっ。」

「う、うっさいっ。離してよぉ。」

「ほんとにいーの?」

「うっ…。」

すっと、瞳を見据えられて、

言葉につまった。