翌日。

「ふわぁー…。あー眠いー。」

目をごしごし擦りながら

あたしはベッドの上で、身体を起こした。

「ねーちゃん、はやくしねーと遅刻するぞー(笑)」

「ゆーたは黙ってて!てか部屋入ってこないでよ!」

「母さんが、お前のこと起こせって。」

「じゃあ、もー起きたからいーでしょ。」

あたしは、ぷぃっと顔をそらして

窓から見える空を眺めるふりをした。


昨夜から、考え事ばかりしていて

ろくに寝れていないのが

今朝の眠さの原因である。