♡双恋♡

そして、夜。

それぞれが部屋に戻って、静かになった頃。

あたしは、ベッドでゴロゴロしつつ

京吾にメールを打つか、打たないかで

悩んでいた。

「あーもう、どーしよー。」

お気に入りの、猫のぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて

ゴロゴロゴロゴロ…

誰かに見られたら、確実におかしい人だと思われるような

状況だった。


「よし!決めた!メール打つ!」

あたしは、ふぅ、と1回深呼吸して

メールを打った。


『こんばんわ、谷村夕凪です。起きてた?』

っと。

そーしん!