「ちょ、ゆーなぎっ!?」

「ほ、ほぇ?うわっ!」

「何ぶつかりそーになってんの?まったく…。」

どこを見て歩いていたのか

電柱にぶつかりそーになる、あたし。

前もろくに見えてなかったみたい。


「そんなに気になるんなら、メールしてみればいーじゃん。」

「うー…。でもー…。」

んー、と考えこんで

やっぱ夜にするっ、と

あたしは愛に言った。


「はいはい。んじゃ、また明日ね。」

「うん。ばいばい(^^)」

いつも別れる十字路で

あたしは愛に、手を振って別れた。