♡双恋♡

1人残された、別校舎の廊下にて。

あたしは1人、動揺を隠しきれずにいた。

「な、なんだったの…?今の…。」

鼓動は、うるさいくらいに身体の中に響き

ほっぺは、熱が出てるみたいに熱い。

京吾の体温が、まだ背中に残ってるみたいな

そんな感じ。

「可愛い、とか。いきなりゆーな、ばか///」

京吾のくせに。

まじ、なんだったのよ。


でも…

「あったかかったな…。」

寒い冬の風なんか、感じないくらいに

あたしの身体は、あったかくなってた。