それから、数日後。

あたし達は、卒業式の朝を迎えていた。

「ん、よし。これでOK(^^)」

いつもよりちょっとだけ、髪をちゃんと整えてから

あたしはリビングに足を運んだ。

「おかーさん、おはよ(^^)」

「あら、気合いはいってるー♪」

「ほ、ほぇ?なにが?」

「髪よ、髪!可愛いじゃない♡」

「あ、ありがと。」

そんなにわかりやすかったかなぁ?

「もうゆーなぎも卒業かぁ…。」

「なにゆってんのよ、おかーさん。で、おとーさんは?」

「まだ寝てるんじゃない?わからないけど。」

「そっか、じゃ行ってきます(^^)」

「いってらっしゃい、またあとでね。」

おかーさんは、にこにこしながらあたしに手をふった。