♡双恋♡

「ゆーなぎ?…大丈夫?」

「あ、うん。なんで?」

「さみしいって顔してる。」

「えっ?」

愛はあたしのほうを向いて

「さみしいのはわかるけど、これから遠距離なんでしょ?大丈夫?」

といって、あたしの頭をなでた。

「ん、大丈夫だよ。あたしね、けーごしか好きになれないから。」

あたしは、にこって笑って愛にいった。

「ゆーなぎが一途だから心配なんだけどなー。」

「えー?なんでよー。」

「秘密ー。」

あたし達はそんなことを話しながら

残り少ない中学への道を歩いていた。