いつもよりもあまりに時間がはやいから

なんとなくいつもと違う感じがする。

「あれ?ゆーなぎーっ?」

「あ、愛っ。」

「どしたのこんな時間にー。」

「う、うん。ちょっとね。」

いつも学校に着くのがはやいタイじゃないあたしが

こんな時間に外にいたら、そりゃ驚くよね。

「あ、愛こそどーしたの?まだはやいよ?」

「それはゆーなぎだって同じじゃんー。一緒に行こっか。」

「うんっ(^^)」

愛は、あたしに気をつかってくれたのか

それ以上はなにもきいてこなかった。

あたし達2人が歩いて行く道が違うことも

愛は知っていたから。