「いってらっしゃい、けーご。」

「おう。行ってくる。」

あたしが手をふると、京吾はあたしの手をつかんでキスしてきた。

「んんっ…。」

ちゅ、と音をたてて離れていく唇。

「また、夕方な。」

「うん…///」

京吾は、それじゃ、といって

駅のほうへ歩いていった。

あたしは、いつも通りの学校への道を

歩きだした。