♡双恋♡

「ちょ、けーごっ。けーごってばっ。」

「ん…、ゆう…なぎ…?」

「起きてってばっ。」

「ん…。っておわっ。お、お前っ…。」

京吾は、抱きしめていたあたしの身体から

ぱっと手を離した。

「わ、悪いっ。」

「そ、そこまで動揺されると、こっちまで恥ずかしいんだけど…///」

「…おう。」

部屋の中は真っ暗で、こんなに近くにいるのに京吾の顔は見えない。

「ゆーなぎ。」

「ん?ってわわっ…!」

京吾は、1度離したあたしの身体を

ぎゅっと抱きしめた。

「朝まで、こうしててもいい?」

「っ…///」

あたしはこくりと頷いた。