♡双恋♡

「ん…。今何時…?」

目を覚ますと、あたりは真っ暗。

「け、けーごっ。起きてってば。」

…。全然起きてくれそーにない…

どぉしよ。

「けーいーごーっ。」

すやすや眠っている京吾を起こすのは

ちょっと心苦しいけど…

多分、時間やばいよね。

「ねー。起きてってばー。」

じーっと京吾を見つめていると

あたしの視線は、無意識にも形のいい唇へ。

「…起きない、よね?」

あたしは、そーっと京吾の唇に

顔を寄せて、触れるだけのキスをした。

すると

「ちょっ。んんっ…。」

京吾が、ぎゅっとあたしの身体を抱きしめた。

その反動で、バランスが崩れて

京吾の上にのるような形になってしまう。