♡双恋♡

「ありがと。」

「ゆーなぎは、可愛いから♡ね?」

「そんなこと、ないのに。」

愛は、無自覚ねぇ、といって

あたしの後ろの席についた。

あたしと愛は、同じ高校を受けて

離れることは、ないけれど。

この先の未来のことなんて、どうなるかわかんないもんね。

今はただ、京吾を信用することしかできない。

「夕凪。」

「ん?けーご?」

「宿題、終わったか?」

「あ、うん。ありがと(^^)」

「どーいたしまして。」

そういった京吾は、

よく頑張りました。と、あたしの頭を撫でた。

「えへへー。ありがと。」

「ぷっ…。嬉しそーな顔。」

「だってー。嬉しいんだもん。」

「そりゃよかった。」

京吾は、優しそうな顔で、あたしに笑いかけた。