「んじゃあ、明日は会えないの?」

「別に、夕方からなら会えるし。お前、塾は?」

「あるけど…。」

「おくってやる。」

だから、そんな顔すんな。

そう言って、京吾はあたしの頭に

ぽん、と手をのせた。

本当は、おんなじ高校に行きたかったけど

京吾のほうが、あたしよりも頭いいし

志望校が決まったあとに、付き合い始めたもんだから

高校が違うのはしょうがない。

ほんとは、すっごくさみしいし

不安なんだけどね。

「試験、頑張ってね(^^)」

「おう、さんきゅ。」

でも、京吾のこと信じてるから

大丈夫だって思うんだよね。