「んっ…。」

目が覚めたのは、夜中の午前2時。

部屋は真っ暗で、あたしの身体にはタオルがかけられていた。

「2時…。そっか、2時か。」

どうやら、そのまま眠ってしまったらしく

服も、髪も、そのままになっていた。

「お腹、空いたな…。」

とりあえず、何か食べないと

お腹空いて、何もできない。

「今日の夜ご飯…。何だったんだろ…?」

デートから帰ってきてから

弟にも、お母さんにも、もちろんお父さんにも会ってない。

「心配、かけちゃったかな…?」

悪いことしたな、と思いつつ

あたしはリビングに、足を運んだ。