♡双恋♡

そして、

午前中の授業が終わり、お昼休み。


「夕凪!一緒に食べよっ」

「あ、うんっ!いーよ!」

あたしは愛の席にお弁当と

イスをもって行った。


そのとき。

「谷村。」

と、背後で

誰かがあたしの名前を呼んだ。

「ん?あ、京吾っ。」

「あとで、ちょっといいか?」

「うん、どーしたの?」

「渡したいもん、あるから。」

「ん。わかった。」

あたしは、それじゃあね、と言って

愛の席にに戻った。