♡双恋♡

「とりあえず、ゲーセンでも行くか。」

街に出てきたものの、別に行きたい所があるわけでもなく

あたし達は、ゲーセンへと足を運んでいた。

「わっ。かーわいいっ///」

「お前、それ好きだよな。iPhoneにもついてんだろ?」

「うん。ほら見てー///」

可愛いでしょ、とストラップを

京吾に見せつけた。

「ちょっと待ってろって。」

京吾はそう言うと

あたしがつけているストラップのキャラクターの

人形がとれるやつに、100円玉をいれた。

「けーごって、こーゆうの得意なの?」

「まぁ、見てろって。」

なんの迷いもなく、軽々しい手つきで

ボタンを操作する京吾。

すると…

「わっ、落ちたーっ!」

「な、ゆったろ。」

重そうなぬいぐるみは、ごろん、と

頭から下に落ちた。

「わー、かーわいい///」

「そりゃよかった。」

「ありがとねー(^^)」

あたしは、えへへ、と京吾に笑いかけてから

ぎゅーっと人形を胸に抱いた。