♡双恋♡

そして。

玄関前にて。

「お、おはよっ。」

「おう、はよー。」

見慣れない私服に身を包んだ京吾は

いつもよりもかっこよく見えた。

「行くか。」

「うん。」

自然にあたしの手をとって

歩き出す京吾。

なにこれ…

ほんとに、恋人同士って感じがする///

「ん?どーした?」

「な、なんもないっ。」

あたしは、繋がれている手から目を離して

ぷぃ、とそっぽ向いた。

「あぁ、これ?」

京吾は、意地悪な笑みを浮かべて

繋いだ手に、指を絡ませてあたしに見せた。

「ほれ。恋人繋ぎ。」

「なっ…///」

「ぷっ。真っ赤ー。照れてんの?」

「も、もうっ///」

ばか、と呟いて

それでも手は離さない。

自分がこんなことをするようになるなんて

なんだか実感わかないなぁ。