♡双恋♡

「誰か助けてよ…。」

ドキドキしすぎて、心臓おかしくなりそう。

「ねーちゃん?」

突然、ドアの向こうから聞こえてきた声に

あたしは驚いた。

「ねーちゃん、起きてんの?」

「…うん。」

「入ってもいい?」

「いーよ。」

あたしが言うと、ゆーたはドアを開けて

ペタペタと素足で、部屋に入ってきた。

「朝からなに騒いでんの?」

「うっさい。かんけーないわよ。」

「ふーん。もしかして、デート?」

「う、うっさい。」

あたしはごまかそうと、ぷぃと顔を逸らした。

「ふーん。ま、がんばって。」

「当たり前でしょ。」

あたしは堂々と言い放った。

ほら、こんな風に

弟の前では、強がれる。

「じゃーな、俺部屋戻るわ。」

「あっそ。…さんきゅね。」

「別に。」

弟は、ガチャとドアを閉めて

自分の部屋に戻っていった。

「頑張りますかっ。」

あたしは1人、自分の部屋で

気合をいれた。