次の日。

…の、朝5時。

「…やばい。心拍数やばい。」

ベッドの中で、必死に心臓を手で押さえるあたし。

「ふ、不整脈…?」

ドキドキ、を通り越して

バクバクいっている、あたしの心臓。

意識すればするほど

その鼓動は速くなる気がした。

「やばい、落ち着こう…。」

とりあえず落ち着いて、着替えよう。

あたしは、昨日ゆーたが

あたしに選んでくれた…のかもしれない

ワンピースを着た。

「ほいっ。これでよしっ。」

もうバタバタしないぞっ

あとは、時間が経つのを待つだけっ

あたしは、何回も何回も深呼吸して

窓の外の空を眺めた。