♡双恋♡

「…誰?」

「俺。ねーちゃん、うっさいよ。」

「なんだ、ゆーたか。ごめんごめん。」

「なに騒いでんの?」

「ちょっと、ね。」

あたしは、開きかけたドアから

顔を覗かす弟を見た。

「…服、そんなに広げて。」

「うっさい。ほっといて。」

「ほっといたら、またうっせーだろ。なんなんだよ。」

「明日、着て行く服がきまんないの。」

「ふーん。」

ゆーたは、無言であたしの部屋に入ってきて

広がった服を見つめていた。