どうしようもなく、好き。

「どうしたんだよ。」

言っちゃったら、女子たち、嫌われるかね・・・。
かわいそうだな。好きな人に嫌われるのはさすがに。
加害者でも、ちょっとね・・・。

「や~! さっき階段でこけてさ~、あ!でも
 もう痛くないから!大丈夫!」

「本当かよ。」

「おう!」

「んなら、先行くな。」


ふーー。

なんとかなったかなぁ。


ん?


アイツが振り返った。 こっちに
駆け足で戻ってくる。


「やっぱ。暇だから一緒に行くっ」

え、本当?

戻ってきたの?



君が照れた顔をするから、自然に私は
笑顔になったよ。

「何笑ってんだよ、俺の顔になんかついてんの?」


「ううん! えーと、超秘密!!!」

「んだよ、超って!! 教えろ!」

「やだね~^^ 秘密は秘密さっ♪」

「教えるまでずっと聞くからな」

「え!? それゎやだな~」

「なら、教えろ」

「無理~~^^」

「おいっ」