それなのに、返ってきた返事はこうだった――。


《美優…辛かったね。きっと一人で考え込んだんだよね…。

俺も病気のことある程度調べたから知ってたよ。

それでも美優の事大好きだから一緒にいるんだよ。

だからそんな事悩まなくていいから!俺は別れないよ…。

一人で背負い込むんじゃなくて、俺も家族も友達もいるんだから、みんなで克服していこうね!》


私の決意が一気に揺らいだ…

最近はあきチャンの優しさに泣かされてばかりだ。


私付き合ってていいの?
これからも一緒にいていいの?


あきチャンの返事でまた勇気付けられたのだった。






――夜眠れない日は、食堂の窓から外の夜景を一人眺めた…


病院は街の近くの丘にあるので街のネオンがよく見える。


みんな今頃楽しくしてるんだろうなぁ…


私もついこの前まであの明るい所にいたのに、今ではこんな薄暗い所にいる…


(私何してるんだろう…。)


と、少し寂しくなった―――。