シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜

私は布団をかぶり、声をころして泣いた。胸が苦しかった…


わかってる…


こんな状態でアメリカに行っても体がもたないし、


こんなに心配して良くしてくれるみんなに迷惑かけてしまう…と―――。


だけど、もし留学できないなら、生きる楽しみを失い死んだ者のように生きて行くことになるだろう…。


それだけは嫌だ―――。


心の中が格闘してどうしたらいいか、考えがまとまらなかった。


ようやく布団から顔を出すと、二人はとても悲しい顔をしている…。


(こんなに皆を悲しませて…。私はなんてバカなんだろう。

入院しているからって甘えていられない。

逆に私が皆を支えてあげれるぐらい強くならないと…。)


そう思ったのだった。