シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜

もうすでにお昼の時間。


一般の患者さんは、ほとんどいなくなっていた…。


朝1番に来たのに何やってるんだろう・・・。


しかも昨日のうちに、血液血液やエコー検査をしていれば、


こんなにキツイ思いはしなくてよかったのじゃないかと、


悔しい気持ちが込み上げてきた…。






――紹介状をもらい、会計を済ませ、


私と母は、一人の看護師に連れられ、


紹介された病院へ向かう事になった…。


…頭がぼぉーっとして、だんだん意識が朦朧としてきている・・・・。


私は母に寄り掛かり、


今にも倒れてしまいそうだった…。


気を失う前って、きっとこんな感じなのだろう…。


私はこんなにキツイ思いをするのなら、


いっその事、眠ってしまいたかった・・・。


そのほうがどんなに楽か…。


だけど、強い吐き気の為、眠る事さえできないのだ。