「待ってパパ・・」 私は廊下でパパに声をかける。 パパは私より3歩くらい先に立っている。 「后、すまない。 お前から母親を奪うようなことをして・・・」 パパの方は震えていた。 「私、正直パパを見直した!!」 私が言うとパパは驚いたのか眼を丸くして私の方を見た。 「だって、私の妹が実の母親にあんなこと言われたら 姉として起こっていたところだよ!! 正直ね・・・正直、私の親って最低だと思ってたの」 私は下を向いた。 今、パパの顔を見たら涙があふれそうだったから・・・・。