空色満開


“私、夜が好きなの”      “くれーのに物好きだな”

俺が言うと麻琉は哀しげに笑っていた。

“暗闇が好きなの。
暗い中で小さく光る星が好きなの”   “物好きだな”







星か・・・・・


              




「麻琉には星より太陽なきがするんだよな」



俺は自分がいつも買う店に来た。











「どうした、九路」
オーナーが奥から出てきた