アイツには惚れない!



恐る恐る顔を上にあげると視界に映ったのはあの男、大城だった


なんで?!と驚く私を見て大城はにやりと笑う


「関川さんJRの電車に乗るんじゃなかったの?」


「え、えっと・・・今日は母の家に行こうと思って」


あはは。と誤魔化すように笑うと大城も同じように笑う


そして次の瞬間大きな爆弾を投げつけてきたのだ


「大城さんじゃなくて大城、か」


「!!」