俺はタイムはかるときでさえ 本気で走ったことねぇのに 今、階段四段飛ばし。 中々出来るじゃん、俺。 ものの何分かで屋上についた でも、いない。 「萌々ちゃーん」 精一杯大きい声で 声枯れそうなくらい 萌々ちゃんの名前を呼んだ。 君に好きだけ、伝えたい。 ふられるのは分かってる だけど、初めての好きを 伝えずに終わるなんて 俺らしくねぇーんだよっ