愛しい世界は君がいるから





☆多田side☆



輝と屋上に行こうとしてる…



俺には関係ない・・・


それに、

好きな奴の邪魔したくない。




ばしっ


いきなり頭を叩かれた。

後ろを振り向くと


冬香だった。



「・・・・んだよ?」

「気持ち伝えてふられてから
 辛そうな顔しなさいよ」

「・・・・・・やだ」

「びびり、チキン、弱虫、くず、ばか」



バカは関係ねぇーし。


いーよ、弱虫で。


言ったら萌々ちゃん、悲しそうに

困るだけだ。