愛しい世界は君がいるから





屋上の入り口から出るとき


多田君とすれ違った。


何度か名前も呼ばれたけど


そんなの頭に入ってこなかった。



今はもう、輝の気持ちも


なんでこんなことになったのかも



全部、全部、訳分かんなくて





いろんなとこから逃げ出したかった