愛しい世界は君がいるから






「俺は、萌々が・・・


輝がさっき以上に真剣な目で

私の手を優しく持って話し出した

途端に・・・・



「萌々ちゃーん!!」



多田君の私を呼ぶ声がした。

めちゃくちゃびっくりした。


屋上は広くて、

声が聞こえたのは、扉の方。


私たちは奥の方にいたから

すこし、距離がある。