愛しい世界は君がいるから





「・・・ちょっと屋上行ってくるね」



今日は天気いいし、授業受けるより

屋上で考えたいな・・・



「俺も行く。」

「えっ、いいよ!」

「屋上はみんなのもの。」



輝も来るの!?

ってびっくりしたけど

いたずらっぽく笑う輝を見ると

一緒にいたくなる。

相談、してみようかな。



「そうだねっ、じゃぁ行こう!」

「おう」



私と輝は仲良く他愛のない話

をしながら屋上に向かった。



多田君が悲しそうに私と輝を



見てることに気付かずに。