勢いよく立ち上がって


「私、輝んとこいってくる!!」


そう言ってドアのとこに走った。

きっと顔がタコみたいになってる

涙は止まったけど

すごいドキドキが止まんない

恥ずかしくてこの場にいらんないっ


なのに…

私の片手は多田君に捕まった


「多田君っ、あのっはなしっ「離したら!」


多田君が私より大きい声で遮る

下を向いてるから表情がみえない

きっと顔が赤いのも私だけ…




多田君は今、何を思ってるの?