信号が青になってかけよってくる


そしてそのまま倒れこむように


私をだきしめた。



「もう、二度と会えなくなるかと

 思った・・・・」



その腕が震えてる・・・。



ごめんね、多田君ごめん。




「萌々・・・」


「多田君・・・」



抱きしめてた腕を多田君がゆるめて


見つめ合って私たちは



「「やっと逢えた」」




そう笑いあった。