愛しい世界は君がいるから






俺は下に向けてた顔をあげた。


すごい勝手だけど


俺はこれが精一杯だった。



「冬に引っ越すんだ。

色々あって・・・・」



何があったかは言えないけど。


萌々は、少し驚いてから


涙を必死にこらえながら


俺の目をまっすぐ見つめて


話を最後まで聞こうとしてくれる


ほんと、可愛いな…




「萌々が頼れないわけじゃない

嫌いになったわけでもないっ

だけど、今は時間がほしい。」