「萌々っ・・・・萌々っ・・・・・
 ここにもいないか・・・」


そう言うとドアの

しまった音がした。


いったんだ、多田君。




私はまた大きい声で泣いた。



するといきなり後ろから



優しく、ふわっと甘い香りが



私を包んだ。



多田君!!!