教室を見渡すと輝はいなかった。


よかった。


もし、

あいつも見過ごしてんだったら

今以上にきれてた。



「俺、萌々探してくるから
、少しでも罪悪感あるやつ
 消しとけよ…」



静かに、冷静に萌々を探す


萌々が最近ちょっと変だと思って


聞いてみても笑顔で


なんでもないの一点張り。


そりゃ言えないよな。


優しさと遠慮の固まりだし。