「そーいえば、奈恋ちゃんって
好きな人いるの?」
「え?」
…好きな人か。
なぜか、悠斗の顔が浮かんだ。
悠斗は仮にもお兄ちゃんなんだから、
何考えちゃってんの!うち!
「うーん…いないかな。」
「そっかー。じゃあ俺候補に入れといて!」
「…は?…何の?」
「だーかーら、…うーん。彼氏?」
「えっ?」
彼氏?…ってかなんで疑問系?
「そーいう事だから、文化祭終わるまでに考えておいてね。」
「えっ!?何を?どういうこと?!」
「…ほんと、鈍いんだね…」
太陽くんは苦笑しながら言う。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…