私は悠斗に抱かれた。

「大丈夫だ…落ち着け?」

優しく優しく私の背中をトントンしてくれて、私は安心できた。

ーカチッ

灯りがついた。

「ほら、灯りついたから、もう大丈夫だろ?」

「グスッ…ん…もうちょっと…」

「てか、その前に…俺が大丈夫じゃない…」

「…え?」

「そんな格好で抱きつかれたら理性吹っ飛ぶつーの…」

「…吹っ飛ばない、で…?んん…ハァ…やめ…て…ぁ」

私は悠斗にいきなりとろけるようなキスをされた。

「そんな、顔されたら、とまんないだろ!」

「そんな…顔?」

「そんな、潤んだ目で見られたら止まんないつってんの。あーもう、これ以上されたい?」

私はあらゆる事を考えてしまい、
熱が顔に昇るのが分かる。

「あー今、色々想像しただろ?」

悠斗はニヤッとした顔で言った。

「し、してない!!!
へんたーい!!出てけ!!!」

と言って、悠斗を追い出した。