「陽琥、いい加減に寝ないとママ怒るよ。」 ママはほんの少し目尻をあげて言った。 「だって、怖いんだもん。」 「何が怖いの?」 「わかんない」 「何も怖くないから、大丈夫。」 ママは分かってないんだょ。 毎日言ってるのに全然分かってない。 知らない人…人ぢゃない誰かがいるのに、どうして気づかないんだろぅ。 「おやすみ陽琥」 そう言ってママは眠った。 本当は疲れて早く寝たいのはママなんだ。 僕がいつもママを起こすから、眠れないんだょ。