side 苺
「空から王子様が降ってきたり………しないか(笑)」
ぽかぽか陽気で昼寝に最適な5月のある日、私は学校の帰り道を歩いていた。
あまりにも気持ちよすぎて、頭が少し緩んでいた私はこんな馬鹿げたことを、つぶやいてしまった。
――――――――――フッ……
「!?」
とっぜんできた影に気づいて見上げた瞬間、私の目に入ったのは男の子。
あれー今日天気予報のお姉さまはぽかぽか陽気で晴れって言ってたような………
「男の子が空から降ってくるでしょう。」何て言ってたっけ?
そんな馬鹿な。
空から男の子が降って…………
「え…」
ドサ!!
「痛っ」
来たァァァ!
しかも私の上に!
なぜ!?
「ごめんなさい!」
うわぁこの人、カッコいい…
くっきりとした二重に筋の通った形の良い鼻にこれまた形の良い唇。
しかも目は茶色と来た。
ハーフかな?
まぁみなさんが言う“イケメン”さんです。
「ごめんなさい!大丈夫だった?」
「へっ?」
「だから、俺が上に乗っちゃったから大丈夫だった?」
「えっ、う、うん。大丈夫だけど。」
いきなり空から降ってきた王子様(さっきの自分の馬鹿げだた発想から命名。)がしゃべるからびっくりしてしまった(>_<)
「あなたこそ階段から落ちてきたけど、大丈夫だった?」
「俺は大丈夫。落ちたって言うより、飛び降りたんだよね~生まれ変わりたくて☆」
生まれ変わりたくて☆って……
「生まれ変わらなくても、変わろうと思えば他に方法があるのに…。」
「恋がしたかったんだ。」
「こ、恋?」
「何でもないや、じゃあね」
男の子はそれだけいうと立ち上がって、
「はい、これあげるよ。」
と言って、私の手に袋を渡して去っていった。
袋を開けると、私の好きなチ○ルチョコが入っていた。
**************「やっと見つけた。苺。」
男の子が少し進んだところで、ぽつんと呟いた。
**************
「空から王子様が降ってきたり………しないか(笑)」
ぽかぽか陽気で昼寝に最適な5月のある日、私は学校の帰り道を歩いていた。
あまりにも気持ちよすぎて、頭が少し緩んでいた私はこんな馬鹿げたことを、つぶやいてしまった。
――――――――――フッ……
「!?」
とっぜんできた影に気づいて見上げた瞬間、私の目に入ったのは男の子。
あれー今日天気予報のお姉さまはぽかぽか陽気で晴れって言ってたような………
「男の子が空から降ってくるでしょう。」何て言ってたっけ?
そんな馬鹿な。
空から男の子が降って…………
「え…」
ドサ!!
「痛っ」
来たァァァ!
しかも私の上に!
なぜ!?
「ごめんなさい!」
うわぁこの人、カッコいい…
くっきりとした二重に筋の通った形の良い鼻にこれまた形の良い唇。
しかも目は茶色と来た。
ハーフかな?
まぁみなさんが言う“イケメン”さんです。
「ごめんなさい!大丈夫だった?」
「へっ?」
「だから、俺が上に乗っちゃったから大丈夫だった?」
「えっ、う、うん。大丈夫だけど。」
いきなり空から降ってきた王子様(さっきの自分の馬鹿げだた発想から命名。)がしゃべるからびっくりしてしまった(>_<)
「あなたこそ階段から落ちてきたけど、大丈夫だった?」
「俺は大丈夫。落ちたって言うより、飛び降りたんだよね~生まれ変わりたくて☆」
生まれ変わりたくて☆って……
「生まれ変わらなくても、変わろうと思えば他に方法があるのに…。」
「恋がしたかったんだ。」
「こ、恋?」
「何でもないや、じゃあね」
男の子はそれだけいうと立ち上がって、
「はい、これあげるよ。」
と言って、私の手に袋を渡して去っていった。
袋を開けると、私の好きなチ○ルチョコが入っていた。
**************「やっと見つけた。苺。」
男の子が少し進んだところで、ぽつんと呟いた。
**************


