周りを見てみると永倉さん、原田さん、近藤さん達がいた。


  「ほらな、俺の言った通りだっただろ?」


  原田さんは笑いながら藤堂さんに言っていた。

 
  「それでも何で私が飛び乗らないといけないんですよ…」


  「だって近藤さんにはそんなことさせられねーし、俺や永倉だったら重くて沖田さん潰れるだろ?だから藤堂、お前がちょうどいい大きさなんだ!」


  おそらく、原田さんが藤堂さんに私の上に飛び乗って起こそうとしたんだ。


  「私はどーせーチビですよ…」


  藤堂さんは拗ねているようだった。


  「あの…藤堂さん…」


  「あーー!すみません、沖田さん!今すぐ退きます。」


  あわあわとしている様子だった。


  「慌てなくていいですよ。」


  だけど、すぐに退いてくれた。