「名前は?」




ここから、あたしと君ははじまった。



君はあたしのラインを簡単にこえたんだ。











「羽根 涼子」






「君は?」

「桜木 翼!」





きいたらすぐに子供みたいに大きな声で答えた。とっても笑顔で…




翼……





君にぴったりの名前だと思った。






広い世界の空を
羽ばたく翼



でも、決して自由じゃない