そうして家に戻った私たちを、大きなバースデーケーキとパーティーセットの惣菜を独り並べる義父が「お帰り」と顔をほころばせて出迎えた。


 ソファには、私のために用意した大量のプレゼントがずらりと並んでいる。


 それは義父の優しさだったのかもしれないけれど、私には過剰でいやらしい物にしか映らなかった。

 私はリビングをすり抜け、二階の自室に鍵をかけると、布団に包まり耳を塞いだ。

 言い知れない怒りと寂しさが、頭の内側をかぁと熱くしていた。