「ここどこ?」
『氷龍の溜まり場』
声のした方を向いてみると、私が先程どついた黒髪イケメンさんがいた。
「え、氷龍?」
『あぁ、お前いきなり鼻血出しで倒れたんだよ。』
記憶をたぐりよせてみる。
あ…やらかした。
やばい。
「う、すみませんでした!!あの時は興奮してて…」
『なんだそれ』
クシャッと笑った目の前の人に胸がきゅんとする。
その人が
『あんた面白いね、名前は?』
と聞いてきた。
「櫻井椎です。」
『俺は、古屋夏樹、氷龍幹部。』
「よ、よろしくです。」
夏樹は茶髪で短めの髪の毛をワックスでちょっとたたせてる。
笑顔がさわやかで私のイケメンレーダーびんびんだ。

